
2月6日、主上の使者としてバンクーバーへ赴く。 この日はよく晴れ渡り、仕事ついでのとり探索に期待もかかる。
朝、連絡船にてバンクーバーへ。 ガルフ諸島を抜けて進む間にも海鳥たちの動向を探らねばならない。 冬のこの時期に船の甲板でじっと外をみつめている者などいないので、少々心細いが、致し方あるまい。
暫くして迎えてくれたのが、アオノドヒメウの大群。 予を乗せた連絡船を避けようと、バタバタと海面を走り回っていた。 この辺りは船の行き来が多いと思うのだが、この者たちは、その度にああして慌てふためいておるのであろうか…。
連絡船での航行中に、マダラウミスズメが現れることを期待しておったのであるが、今回も空振りであった。 この鳥は、予はまだ見ておらん。 というか、恥ずかしながら、まだ判断できるほど眼力が備わっておらぬのが現状である。 一度判別がつくと、次からは楽なのであるが…。 この日連絡船上で識別した鳥は、ワシカモメ、カモメ、ボナパルトカモメ、ヒメウ、アオノドヒメウ、シロエリオオハム、ウミガラス、ウミバト。 後は分からん!

さて、街中で使命を果たした後、すぐ近くの入り江へ向かった。 -鴨の群が見えておったので、何かと確かめたかったのであるが、北頬白鴨であった。 少し前まではほとんどお目にかからなかったのであるが、最近やけに見る機
会が増えておる。 左の残像は、姫鵜である。 頬に赤味が差してきておる。 既に繁殖に向け、戦闘体制に入っておるようだな。

往復だけで殆んど半日を要する使いである。 さりながら、幸運にも帰りの連絡船まで半刻ほど、時を稼ぐことに成功した。 連絡線乗り場周辺のロバーツバンクは、沢山の海鳥や水鳥が集まっており前前から気になっておった。
さて、遠浅のこの場所、本当に沢山の鳥が集まっておった。 まず目立ったのが数多くのカモメ、それからアメリカ緋鳥を始めとした鴨たち、黒雁、そして鷺、さらに、多くの白頭鷲。 しかし、実はここで予が期待していたのはアビであり、残念ながらお目にかかれなかったのである。

アビを見られなかったのは残念であったが、その他に収穫があったので由と仕様ではないか。 左はクロミヤコドリで、真上を喚きながら飛び回るワシカモメを気にしつつ食事へ向かう様子である。 黒地に赤の嘴、黄色の目が鮮やかである。 彼らは暫くの間、食事の姿などを披露して予を楽しませてくれた。

そして、ユキホオジロとは予想外のご対面であった。 アラスカのバローでは馴染みであったが、バンクーバーで冬羽に身を包んだユキホオジロにご対面できるとは思ってもみなんだ。 頬に橙の化粧など施しておって、みよ、なかなかにかわゆいものではないか。

最も、彼は予が近づくことをよっぽど不愉快に思っておったらしい。 近づく予に対して当ててきた視線、なんとも不愉快そうなものであったことか。
そんなこんなで、当初期待していた者どもに出会えなかったものの、様々な鳥に出会え、また意外性もある有意義な使いであったな(締め)。
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