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【 2025/04/17 19:04 】
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north shore 23日、本日はオアフ島の東岸一帯をぐるりと廻る。 バスはサーフィンと高波で有名な”North Shore”で海辺に抜け、そこから東岸を南下する。 高波で有名な場所ではあるが、この日は波が穏やからしい。 それでも十分激しくはあるが。

 ハワイ諸島では風下の西側は乾燥していて天気もよく、対照的に風上の東岸は熱帯雨林が広がり非常に雨が多い。 この日の探索中も、雨は降ったり止んだり、場所によっては土砂降りに見舞われた。

Cattle Egret 今日はアマサギを沢山見かける。 ワイキキではほとんど見かけることも無かったが、郊外には広く分布しておるようだ。 このアマサギは、何かの間違いで人を介して移入してきたらしい。 しかし間違いってなんであろうな? アマサギが船底に隠れて密航する、馬鹿な。

sawage pond さて、目ぼしい者も見当たらずに探索は進むが、この場所でついにハワイの固有種(ハワイにのみ生息する種)と初のご対面。 なんと、その場所は”汚水処理場”である。 処理場は、大規模農場の裏手にひっそりとたたずんでおった。

 …予は、ハワイにまで来て、浜で泳ぎもせずになぜ汚水処理場へ行くのだ?? 隠密とは辛い立場である。

Hawaiian Coot 幸い、汚水処理場はほとんど悪い匂いがしない。 この辺りは住人も少ないし、この施設も主に農業廃水の処理を目的として建てられたのであろう。 早速、池の中を覗くと、いるわいるわ、ハワイオオバンが群れておる! 固有種とは行っても、見目形はオオバンやアメリカオオバンと非常に似ておるので、あまり新鮮な感じがせぬ。 だいだい、外見だけで分類するのは予には無理そうである。 白い額が特徴かも知れぬが、これには個体差があるらしいしな。
…それにしても、大きな泡が浮かぶこの汚水処理池では、あまり気持ち良さそうには見えぬなぁ。

Hawaiian Stilt 池の淵には2羽のオオホシハジロの雌が休んでおる。 手元の図鑑では名前が見当たらないので、ここでは比較的めずらしい渡り鳥なのであろう。 施設周辺の芝には沢山の小鳥達が集まっており、そしてなんと、クロエリセイタカシギがおる! これもハワイ固有の亜種で、一般に"Hawaiian Stilt"と呼ばれるそうだ。 

 それにしても、なぜこのような場所に? 答えはやはり、人の土地利用に原因があるようだ。 ハワイ諸島に残されている湿地は現在ほとんど無く、あっても人の手入れが入ったものであるらしい。 人が住んだり大規模農園を建設するに当たって、灌漑を良くした結果、湿地は失われた。 その最たる場所がホノルルだな。 まあ、日本を始めどこでも行われてきたことだ。 
さて、住処を失った水鳥たちは街の公園やゴルフ場にある池などで細々と命を繋いできたらしい。 そして最近になり、新たな安息池として処理場に集まっておるということだ。 人の集まる公園の池よりも静かで落ち着くのであろうな。 人より多少の悪臭の方がよいということか(まあ、鳥は鼻が鈍感らしいから…)。
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【 2006/02/23 05:09 】
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